2015年09月23日

大宮八幡宮の神前に祈る

私事で恐縮ですが、先月末に二番目の子供が生まれました。
昨年生まれた第一子とあわせて、父親として子育てには精一杯参加しているつもりですが、それでもやはり妻の苦労には及びません。本当に母親は偉大だと思います。
そのような次第で、このブログの更新も久しぶりとなってしまいました。

先週には、私の地元の氏神様である大宮八幡宮の秋のお祭りがありました。
妻の安産を感謝しながら、私もお神輿を担がせて頂きました。
そのお神輿の支度をしているときのことです。同じ氏子のIさんからこんなご質問を頂きました。

「ゆうたろう君、安保、大丈夫なの?70年前に戻っちゃうんじゃないの?天皇陛下も反対してるんだよね?」

これに対し、私は、陛下は安保関連法案に反対なのではなく、8月15日の全国戦没者追悼式でのお言葉で初めて「さきの大戦に対する深い反省」に言及されたのだという旨をお伝えしました。
すると、Iさんはこうおっしゃいました。

「うーん。つまり、反対なんじゃないの?」

私は、それ以上反論できませんでした。
Iさんが抱かれるようなお気持ちこそが、今のところ、多くの国民の率直な感情というものではないでしょうか。

天皇は、「国民統合の象徴」(日本国憲法第1条)です。
天皇皇后両陛下は、おそれながら国民の混乱を招くような言動を厳にお慎み頂きたいと思います。
特に、国民の間で意見が分かれているようなテーマで、いずれか一方の側に立っておられるかのような誤解を与えるご発言は、ご自重の上にもご自重頂きたいと思います。
例えば、天皇陛下はご結婚50年に際して、「大日本帝国憲法下の天皇の在り方と日本国憲法下の天皇の在り方を比べれば,日本国憲法下の天皇の在り方の方が天皇の長い歴史で見た場合,伝統的な天皇の在り方に沿うものと思います。」と述べられました。
また、皇后陛下は一昨年、護憲のシンボルとなっている「五日市憲法草案」を称賛されました。
いずれも、あたかも護憲派の政治的主張のように受け取られておかしくない、相当に危ういご発言であり、私などは憂慮に耐えません。
このままでは、いつの日か両陛下は「国民統合の象徴」の一線を踏み越えてしまわれるのではないでしょうか。
両陛下ご自身が憲法違反を犯してしまわれるとすれば、皮肉という他ありません。
私はお祭りの間ずっと、大宮八幡宮の神前に、皇室の弥栄を祈り続けました。

くれぐれも誤解がないように申し上げますが、皇室の弥栄を祈るからこそ、両陛下が一線を踏み越えてしまわれないか、特に今夏の全国戦没者追悼式でのお言葉が、内容、タイミング、ともに果たして妥当なものであったかどうか、深く憂えるのです。

八幡様は、両陛下のご先祖様でいらっしゃいます。これからはきっと、私のつたない祈りもお聞き届けくださることでしょう。
宮内庁も、皇室と政治の距離について、熟慮すべき時に来ていると思います。
posted by 田中ゆうたろう at 18:36| Comment(7) | 日記