2016年03月13日

震災犠牲者に恥じない日本を

先週土曜日、房総半島九十九里浜近くの玉前(たまさき)神社というところに出かけました。
海の神様である玉依姫命(たまよりひめのみこと)をまつるこの神社、手元の郷土史の本(『東京・和田大宮の研究』萩原弘道氏著)によると、どうやら私の地元である杉並区和田の氏神・大宮八幡宮のルーツに当たるということで、私は前々からこの神社にお参りしたかったのです。
私は、この本を読むうちに、和田は海神(わだつみ)の「わだ」で、昔房総半島からやってきた海の民がこの地に居着いたために和田と名付けられたのではないか、と考えるようになりました。
先日、議会で杉並の民俗学を取り上げた私としては、ぜひとも行っておきたかったのです。

さて、玉前神社に到着し、お参りを済ませた私の目に飛び込んできたのは、周辺に貼られたポスターでした。神社の近くに東漸寺という古いお寺があり、そこで波切祈祷会という法要が行われるというのです。「東日本大震災から5年 今、あなたは何を想いますか?海と共に生きる皆さんの『海難除け』を祈願し、お札をお配り致します」とのこと。開催日時を見れば3月12日13時45分から、つまり間もなく始まるということで、急遽参加させて頂くことにしました。
現在は曹洞宗ですが、ご本尊は波切不動明王(秘仏)とのことで、もとは密教のお寺だったそうです。厳粛な法要の後、私もご本尊の前でご焼香させて頂きました。

お寺から出ると、私は一路、九十九里浜の海岸に向かいました。そして、東北に向かって改めてお経を上げさせて頂きました。
「和田」という地名をきっかけに、海辺の町の波切不動の波切祈祷会に参加させて頂いた…やはりこれも何かのご縁と思わずにはいられなかったのです。

東日本大震災で犠牲となられた方々は、今、どういう思いでこの国を見ておられるか、考えました。
私達は、彼らに恥ずかしくない生き方を出来ているかどうか。
巷では、インターネット上に「日本死ね」などと書き込む不心得者や、そんな便所の落書きをおだてる愚かなマスコミ、便所の落書きにいちいち振り回される愚かな政治家があとをたちません。
事情はどうあれ、「死ね」というほど日本が嫌なら、日本に住まなければ良いのです。
たった5年前の震災で2万人近くの方が無念のうちに命を落とされたにもかかわらず、よくも「日本死ね」などという暴言を思いつくものです。
右往左往する票乞食たちもみっともない。無視すればいいだけの話ではありませんか。

だいたい、イクメン議員をもてはやした連中と、「日本死ね」を持ち上げている連中は、面子がほぼ同じです。このことがすべてを物語っています。

浜辺で手を合わせながら、震災犠牲者に恥じない日本を作っていきたいと強く念じました。

posted by 田中ゆうたろう at 23:32| Comment(10573) | 日記