狛江市長による職員へのセクハラ疑惑が世間を騒がせていますが、我が杉並区も他人事ではありません。
何しろ現区長・田中良氏は、職員どころか女性区議に対し、議会の席上、パワハラ行為に及んでいるのです。証拠(音声・議事録)もはっきり残っています。
この件について、私は先の第一回定例会で糺しました。以下、引用します。
《引用はじめ》
〇一般質問(田中ゆうたろう):
田中良区長は昨年の第四回定例会・保健福祉委員会で、女性議員に対し、机を強く叩き威嚇、パワハラ紛いの暴挙に及んだ。
政治という言論の府にあるまじき蛮行という他ない。議員に対してさえその有様であるから、まして職員に対し日頃どれほど威圧的にふるまい、おびえさせていることか案ぜられる。
「女性の社会進出支援」なる口癖も、空言であったことが明らかである。
このような区長が「いじめはよくない、やめよう」などと宣(のたも)うたところで何の説得力もない。
特定議員・特定会派のみならず、区議会全体への冒涜(ぼうとく)を猛省の上、議会に対し謝罪せよ。
〇答弁(総務部長):
ご指摘のような意図はない。
〇再質問(田中ゆうたろう):
意図がなければよいのか。
〇答弁(総務部長):
委員会当日の会議録をご覧頂ければわかると思うが、「気合を入れて答弁しなければならないと思ったから机を叩いた。威圧と捉えられれば誤解で、そう捉えられていたとすればお詫(わ)びする」と述べている。
《引用おわり》
保育料の唐突な値上げに対し、「保育園を急激に増設した時点で、保育関連経費が膨れ上がることもわかっていたはず。保護者らには、保育料の見直しも検討していることを時間をかけ説明し、理解を得ておくべきだったのではないか。杉並区の保育施策に関して、将来的なビジョンが伝わってこない」との質問を行った女性議員に対し、突然、区長が机を強打。
会議録にも「(区長、机をバンとたたく)」と極めて異例の記載がなされてしまうほどの高圧的な答弁態度に苦言を呈したものです。
通常の特別委員会は中継もされず、審議過程が区議会だよりに記載もされず、会議録しか残されません。よって、こうしたパワハラ行為が区民の目に伝わりにくいことは大きな問題です。
そのため、恥ずかしい話題ではありますが、あえて議場での一般質問に取り上げました。
どれほど政治信条が異なる相手であっても、決して許される行為ではありません。ハラスメント(嫌がらせ、いじめ)には、今、世間の厳しい目が注がれています。
現区長は、政治家としての資質に欠けると言わざるを得ません。
2018年05月21日
田中良杉並区長による女性議員へのパワハラ行為を議場で糺(ただ)す
posted by 田中ゆうたろう at 21:51| Comment(3)
| 日記