2018年10月01日

杉並区肺がん健診での見落としによる区長等給料減額について

 杉並区にある医療機関「河北健診クリニック」が、検査で肺がんの疑いを3回にわたり見落とし続け、区民が逝去した問題で、杉並区が設置した外部の有識者による検証委員会は、がん検診のエックス線画像のチェックや診断体制について、区が適切に管理できていなかったとする中間答申をまとめました。

 この問題を受けて田中良・杉並区長は、みずからの給与について1か月間、20%減額する考えを示しました。
 また区はこの医療機関について、肺がん検診を行う指定の医療機関から当面の間、外す措置をとりました。
 再発防止策などを盛り込んだ最終の答申は来月まとまり、区に提出される予定です。

 今日は、総務財政委員会が開かれ、区長や保育行政を担当する副区長の給料減額を定める条例案(議案第61号 杉並区長等の給料の特例に関する条例)が審議されました。
 私は、議案自体には賛成しました。

 しかし、区民の肺がん陰影見落としと、その結果としての区民逝去を招いたことへの反省が、区長らの給料減額という、単に数字上の処理にとどまってはならない。私は、そう考えます。

 区民逝去という事案の重大性に鑑みれば、見落としが起きた医療機関への指導・監督に手抜かりがあってはなりません。
 が、まだ指導・監督が十分ではないのではないかとの疑義を抱かせる事案がありました。
 区に改善を要望しました。

 また、私との質疑応答の中で、区長は「今回問題となった医療機関は大きく信頼を損ねた」と述べましたが、そこは私も同感であり、それゆえにこそ、十分に信頼に足る他の医療機関との提携を、杉並区内にとどまらず、杉並区外でも求めてはどうかと提案しました。
 
 「河北健診クリニック」を今月1日から指定医療機関から外すことになったわけですが、本日の区の答弁によると、その影響は3000人程度に及ぶとのこと。
 それだけの人数に、果たして、区内の他の医療機関だけで対応し切れるのでしょうか?
 区は「およそさばける」などと答弁しましたが、現に今回のような見落としを引き起こしている以上、とてもそのような答弁を鵜呑みにするわけには行かないと考えています。

posted by 田中ゆうたろう at 20:44| Comment(1) | 日記