2016年08月10日

陛下のお気持ちを拝して

杉並区は、原水爆禁止署名運動発祥の地です。
今月6日の広島原爆忌、そして9日の長崎原爆忌に際し、改めて平和の尊さに思いを致したいと考えていた矢先、8日に天皇陛下によるお気持ちの表明が行われることになりました。

そして8日、陛下は「個人として、これまでに考えて来たことを話したい」と語り起こされ、「これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるか」考えるようになったと述べられました。
陛下はまた、「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」「これまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き、その後喪儀(そうぎ)に関連する行事が、1年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります」とも述べられています。

陛下ご自身が述べられているように、陛下個人の切実なお気持ちを述べられたものと拝察します。
特に、ご自身のご家族に何度か言及されていることが印象に残りました。

原爆投下という二度の惨禍の犠牲者に対し、日本国民はもとより世界中の人々が追悼の念を捧げている最中というタイミングでしたので、何か健康上の差し迫った理由でもおありになるのかと深く案じています。

いずれのお言葉も、国民として重く受け止めなければならないと感じつつ、「遠隔の地や島々への旅」は、恐れながら当面お取り止め頂きたいと思います。陛下が各地に眠る戦没者を慰霊されることは大変ありがたいことですが、お体にさわってはいけません。
また、全体として、まずご家族の内部で解決なさるべき事柄も少なくないように感じました。例えば、もし仮に陛下が譲位なさったとして、それでは一体どなたが新しい天皇・皇后におなりになるのか、私などには想像もつきません。

さらに、今回のお言葉は、今後政治利用される危険が極めて高いことも、不本意ながら指摘しておかなければなりません。
報道によれば、韓国紙、東亜日報は9日付の社説で、天皇陛下の「生前退位」をめぐるビデオメッセージを取り上げ、今後、日本で皇室典範の改定に向けた作業が本格化すれば、「安倍晋三首相の任期中の改憲は難しくなる」として、生前退位は「安倍首相が推進する改憲(の動き)にブレーキをかけるものだ」などと政治的に報じた由。また中央日報も同日付社説で取り上げ、天皇陛下について「機会があるたびに平和に言及し韓国への親近感を示してきた」と報道、「韓国では、安倍首相たちの右傾化を牽制する“百済系平和主義者”としての評価を受けている」との見方を示し、生前退位が「北東アジアに及ぼす影響を注視する」と主張した由。
すでにその兆しは見えているのです。

陛下個人のお気持ちは、国民として肝に銘じなければならないことは確かです。
同時に、天皇は125代、2676年にわたる歴史があり、そしてこれからも悠久に続いていくものです。
そのことを考えると、今上陛下お一人のお気持ちだけをきっかけに、国民もただ一時の感情にかられて、制度を変えることには、慎重を期さなければならないと思います。

posted by 田中ゆうたろう at 10:19| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
美智子さんの旦那さん、浩宮のパパ、マイホーム皇太子
昭和の皇太子の評価を知ると、今の体たらくの原因が見えてきます

憲法を守れと言うのも9条だけだったのでしょうか
今上の忘れてはいけない日に、原爆投下の日も入っていたはずなのに、本当にどうして?ですね

今上には本当に疑問が多くあります
率直に意見を言って下さる方は貴重です

応援しています、頑張ってください!
Posted by 三毛猫 at 2016年08月12日 23:05
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