2017年04月19日

市場移転問題、私はこう考える

 先日、田中良・杉並区長がNHKニュースのインタビューに答え、「『安全だ』という専門家の判断をもとに『安心して下さい』と説明の先頭に立つのが知事の取るべき行動だ」などと、市場移転判断をめぐる小池都知事の姿勢を批判しました。
 これは田中区長が、平成22年の豊洲移転決断時に、都議会議長を務めていた立場から発言したものです。しかし、田中氏は当時、民主党所属でした。民主党は前年の都議選で、築地市場の移転反対を公約に掲げて、田中氏らを当選させたはずです。
 要するに、昔の自分達の主張をいつの間にか反故にして、石原伸晃・自民党杉並総支部長らに貸しを作っているのでしょう。来年の杉並区長選で、自民党から対立候補を立てさせぬために、今から必死になって石原氏に恩を売っている図にしか見えません。
 今日の都政をめぐる混乱の元凶は、当時の自民党東京都連会長であった石原氏です。世界情勢、とりわけ朝鮮半島が不穏な空気に包まれているという時に、石原氏のつまらぬ判断ミスのせいで都議選に駆り出される自民党の国会議員が半ば気の毒、半ば不安でなりません。
 お国のことに専念して頂きたい思いでいっぱいです。

 杉並区民である私にとっても、この問題よりはるかに関心ある都政のテーマは、他にいくつもあるのです。特養ホーム整備や待機児童解消など、より重要な課題について、いかに取り組み、いかに都議会と連携を図っていくか、まずはそこに注目しています。
 その上でなお一言するならば、私個人は、築地市場という場所がとても好きでした。杉並区のさる団体の日帰り旅行で初めて築地市場を訪れてからというもの、あの市場の魅力に取りつかれ、その後は家族でも時折遊びに行くようになりました。
 おすすめの場所は、「波除(なみよけ)稲荷神社」です。お祭りで築地の町を巡行する、巨大な「獅子頭一対」(中央区文化財)も見ものですが、特に私が好きなのが、境内に立ち並ぶ「すし塚」「海老塚」「鮟鱇(あんこう)塚」「活魚塚」「玉子塚」「昆布塚」…。
 そう、築地ゆかりの各種団体や企業、篤志家の方々によって建立された、築地の食を支える生き物達への供養塔がちゃんと存在するのです。
 これを見ると、営々とこの地で営まれて来た「市場」という場の持つ神聖さと、そこで商う人々のぬくもりとが、私のようなよそ者にもとてもよく伝わってきます。
 豊洲移転か築地改修か、最終的には小池知事の判断に俟ちたいと思います。しかしいずれにせよ、知事がこの問題に多くの時間と手間暇をかけていることは、十分に理解できると思います。「市場」という特別な場所の果たす役割、その歴史的・文化的な重みを顧みるとき、少なくとも石原慎太郎元都知事のように、「古い、狭い、汚い」などと簡単に切って捨てることはできないはずです。
 元都知事は、利権まみれの曇り切った眼鏡を外して、一度、波除稲荷を参詣されてはいかがでしょうか。
 
 そして、実は都議会自民党の中にも、築地の価値を説き、体を張って移転反対を押し通した議員は少数ながら存在しました。移転反対は、必ずしも共産党の専売特許ではなく、自民党都議、とりわけ保守政治家とされる方からも唱えられていたことは、記憶に留めておくべきでしょう。

posted by 田中ゆうたろう at 13:02| Comment(3) | 日記

2017年04月04日

自民党東京都連。この巨大な老害

 今日はラジオ番組の公開放送で、タレントの毒蝮三太夫氏が杉並区高円寺の弁天湯を来訪。私も一ファンとしてお邪魔してきました。
 毒蝮氏といえば、『ウルトラマン』のアラシ隊員役、『ウルトラセブン』のフルハシ隊員役でもおなじみです(ちなみに杉並区はウルトラマン生誕の地でもあります)。
 相変わらずお集まりの方々を「ジジイ」「ババア」と罵倒し、「口が多いな弁天湯は」「来なきゃよかった」と悪態をつきつつ、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』で仕事をご一緒された名監督・故実相寺昭雄氏や名優・故中山昭二氏らの知られざるエピソードを紹介。
 また、介護予防の大切さにも言及され、「元気でいることが社会貢献」「若い世代に愛されるジジイババアになろう」と皆さんを励ましておられました。
 収録会場となった脱衣場は始終笑いに包まれっ放し。マムシさんの約半分しか生きていない私まで、大いに元気を頂いたのでした。

 この頃、とても「若い世代に愛され」そうにないお年寄りが多くて困ります。
 都議会の百条委員会で「記憶にない」「平仮名さえも忘れた」などとうそぶきつつ、溺愛する息子を総理大臣にしたい野望だけは相変わらず本物らしいどこやらの元都知事などは最たるものです。
 が、最近、その上を行く最右翼が現れました。
 自民党東京都連の最高幹部、某氏です。

 報道によれば、氏は今夏の都議選における自民党の対抗勢力について、「自民党から公認が得られなかった落ちこぼれや民進党までも必死で擦り寄っているようだが、茶番でしかない」と述べたそうです。

 一体、何様なのでしょうか。
 都民は、こういうセンス、こういうフィーリングにほとほと嫌気がさしているのだということが、何故いまだにわからないのでしょうか。

 相変わらず、自分達は「偉い」「ひとかどの者だ」と勘違いしている。
 その厚かましさ、図々しさに、いい加減、都民は倦み果てているのです。

 こんな基本中の基本が、自民党東京都連最高幹部ともあろう御仁がおわかりでない。また、左右に諫める人もない。
 野党に転落してなめた苦渋の日々を、早くも綺麗さっぱり忘れ去っているのでしょう。

 自民党東京都連。この巨大な老害を、今一度、芯から戦慄せしめる必要があるようです。

posted by 田中ゆうたろう at 22:30| Comment(5) | 日記

2017年03月31日

買ってはいけない『週刊金曜日』

 自称ジャーナリストによる、私への誹謗中傷記事が『週刊金曜日ニュース』というサイトに投稿されました。内容自体はお粗末なもので、何を言いたいのかよくわからず、いちいち反論する気にもなりません。
 どうやら、東京でも「森友学園的」補助金疑惑ありとして、私が理事を務める保育園をおとしめたいらしいのです。しかし、記事を読んでもわかる通り、森友とは全くの別物なのです。
 何の落ち度もない保育園建設を牽制して待機児童を増やしたいのでしょうか?
 保育園探しでお悩みの親御さん方、『週刊金曜日』などゆめゆめ買ってはいけません。

 ただし、私の名誉のためにも申し上げておきますが、私は現在、自民党ではありません。記事では、私を自民党と断言していますが、誤りです。きちんと調べてから記事にして頂きたいものです。

 さらに申し添えておきますが、東京でも「森友学園的」補助金疑惑ありなどという記事を書きたければ、私のような一人会派を誹謗中傷するよりも、区議会最大会派たる杉並区議会自由民主党をこそ、客観的事実を挙げて批判すべきであると指摘しておきます。

 昨年の第4回定例会終了後、議決に瑕疵があったことがわかりました。議案第94号「杉並区立高井戸保育園の指定管理者の指定について」の議決の際、除斥の対象となる(つまり、議決の際に退席しなければならない)議員を、除斥せずに(つまり、当該議員が退席しないまま)議決してしまったのです。当該議員の母が、本議案の指定管理者である社会福祉法人の理事に就任していたので、地方自治法第117条に抵触する事態を招いてしまったわけです。
 本件については、当該議員より議長宛てに顛末書が出され、「私は、母は法人の評議員であると承知していたので問題はないと思っていた。しかし、その後議会事務局の調査により、母が法人の理事であることが判明し、私自身も親族に電話したところ、評議員から理事に就任していたことを確認した」旨が記されています。
 この記述をそのまま信じるかどうかはさておき、顛末書は「今般の事案につき、しっかりと確認せずに議決に参与してしまったことにより、議員、理事者に多大な迷惑をかけることとなり、心より深くお詫び申し上げる。今後は、議決の責任の重さをしっかりと受け止めて議員としての責務を全うしていく所存である」旨を述べて終わっています。
 むろん議員も理事者(区幹部)も迷惑しましたが、一番に謝罪すべき相手は区民であると私は思います。そして、当該議員は杉並区議会自由民主党に所属しており、再議のための臨時議会招集に先立っては、当該会派の幹事長が当該議員を伴って区議会の全会派に恥ずかしいお詫び行脚を繰り広げていることなど、少し取材すればわかるはずのことなのです。

 利益供与を疑いたければ、まず、上記のような客観的事実を挙げて、杉並区議会自由民主党をこそ批判すべきではないでしょうか。よりによって区議会最大会派が議決を違法状態におとしいれて区民に疑惑を残しているのに、そこを突かずに、私のような一人会派に濡れ衣を着せて、何か政治家の不正を叩いたかのような気になっている。
 お気楽なものです。『週刊金曜日』、やっぱり買ってはいけません。

posted by 田中ゆうたろう at 10:48| Comment(12) | 日記