昨日、私を含む区議5名が提出者・賛成者となって議員提案した議員定数削減条例は、残念ながら7対39で否決されました。
私たちの提案に対する意見が、いくつかの会派からなされました。が、反対意見の中に、「この時期に突然提案された異常さに疑問を抱く。議員定数削減を本気になって実現するためには時間をかけて準備し、他会派との調整を行い、まず議会改革特別委員会などで議論を行うべき。このような努力が見当たらず、この機に提案してきたのは、4月に迫る選挙目当てのパフォーマンス以外の何物でもない」などという的外れな意見が聞かれたことは、実に遺憾でした。
私は今年3月の議会改革特別委員会で、すでに議員定数の見直しを提案しています。この私の提案を無視し続けてきた諸会派の不作為こそ、代表提出者(佐々木浩議員)が提案理由説明の中で述べたように、「負のパフォーマンス」以外の何物でもないと厳しく指弾されるべきでしょう。
残念な結果ではありましたが、それでも6名の議員各位と意見を一にできたことは大きな喜びでした。各位にはこの場を借りて御礼申し上げます。
詳細は、下記の議会録画放映中、1:06:15〜2:10:25をご覧下さい。
http://suginami.gijiroku.com/voices/g07_Video_View.asp?SrchID=5608追記
「突然の提案」との批判の的外れぶりもさることながら、この批判を述べたいのち・平和クラブは、「議員定数を増やすことが必要」とも述べています。では、なぜ、今春の議会改革特別委員会における私の議員定数見直し要望を契機に、議員定数増加条例を提案しなかったのか。
「議員定数を増やすべき」と同趣旨を述べた日本共産党杉並区議団ともども、彼らは二重の意味で不作為、負のパフォーマンスとの批判を免れません。
杉並区議会自由民主党は「社会が多様化し、マイノリティの声を拾い上げる」必要がある旨を述べましたが、少数会派である私の見直し要望ひとつ拾い上げられない最大会派に言われても説得力はありません。
「LGBTをはじめ、少数者の声を受け止める社会情勢」を強調する杉並区議会公明党も同罪です。
本議案の審査過程は、複数の賛成意見者も述べていたように、「議論すらできない」「低調」な当議会の現状を、はしなくも象徴的に露呈していました。このような重要案件に対し、理由も述べずに反対した諸会派(区民フォーラムみらい、立憲民主党杉並区議団、杉並わくわく会議、すぎなみ自民)のサボタージュも含め、区民への周知徹底に努めます。
posted by 田中ゆうたろう at 21:46|
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