2017年05月04日

保守とは何か

 民進党を離党した前区議の某氏が、先日、ネット上で次のような発言を行いました。
「戦争は政府が外交努力を怠った愚の骨頂!安倍総理は北朝鮮ミサイル『サリン弾頭可能』と挑発。末期症状の政権延命の為に内政問題から目を逸らそうと戦争を起こし国民の命を危険に晒す事は許されない。アメリカを煽るのでは無く、世界唯一の戦争被爆国として平和外交を訴える責任が日本にはある!」

 某氏は、今夏の都議選にも、都議会自民党の対抗勢力の一員として出馬されるそうです。先の極左的発言はすでに削除されたようですが、時すでに遅しと言わねばなりません。

 私は、昨夏の都知事選において、小池百合子候補に一票を投じました。外国人参政権に反対の意思を明示している小池氏の他に、有力候補の中で選択肢はなかった。氏には、徹底的に自民党東京都連の膿を出し切って頂きたいと願っています。
 さりとて、今夏の都議選における都議会自民党の対抗勢力を手放しで信頼できるかと言えば、事はそれほど単純ではありません。
 その理由を極めて象徴的に物語るのが、先に紹介した前区議・某氏のごとき存在です。

 都議会自民党の対抗勢力については、政策の全容も、予定候補の最終的な顔ぶれも、いまだ明らかではありません。都知事選直後にもこのブログで書いた通り、小池陣営には正体不明の怪しげな連中も図々しく紛れ込んでいます。一人一人を、よく見極めねばなりません。

 ポイントは、その人物が保守かどうか。その一点に尽きます。
 ただし、この「保守」という言葉は、様々な意味合いで使われており、注意が必要です。
 たとえば、昨夏の都知事選では、自民党推薦の増田寛也候補と自民党員の小池候補が争い、「保守分裂」と言われました。しかし、私に言わせれば、外国人参政権を是とする増田氏も、それを担ぎ上げる自民党東京都連も、まったく保守ではありません。

 では、保守とは何か。いかに時代が変わり社会が変わろうとも、民衆とともにある時は逞しく、またある時は細々と生き続ける真の文化を守ることです。国レベルでは皇室、明治憲法、靖国神社など。地域レベルでは魚河岸から町の小さな公園まで。

 杉並区では昨年、保育所建設のために向井公園と久我山東原公園、二つの区立公園がつぶされてしまいました。向井公園は区長の地元、久我山東原公園は自民党区議の地元。
 こういう人々は、まったく保守ではないのです。
 しかも久我山東原公園は、恐れ多くも神輿が立ち寄る神酒所です。件の自民党区議は、いまだ恥ずかしげもなく、「久我山稲荷神社神輿世話人会副会長」まで名乗っているのですから、悪質です。
 この区議は、神輿世話人でありながら、神輿を神酒所から路傍に追い出したのです。

 返す返すも、カンバンに騙されてはなりません。
 その人間の氏素性を、よく見極めたいと思います。


posted by 田中ゆうたろう at 09:10| Comment(1) | 日記

2017年05月01日

綸言汗の如し

「綸言汗の如し」という格言があります。「君主が一度口にした言葉は、訂正したり取り消したりすることができない」という意味です。
 さて、君主というほどご立派な方かどうかは知りませんが、民進党を離党した前区議の某氏が、先日、ネット上で次のような発言を行いました。引用します。

「戦争は政府が外交努力を怠った愚の骨頂!安倍総理は北朝鮮ミサイル『サリン弾頭可能』と挑発。末期症状の政権延命の為に内政問題から目を逸らそうと戦争を起こし国民の命を危険に晒す事は許されない。アメリカを煽るのでは無く、世界唯一の戦争被爆国として平和外交を訴える責任が日本にはある!」

 某氏は、今夏の都議選にも、都議会自民党の対抗勢力の一員として出馬されるそうです。

 私は、昨夏の都知事選において、小池百合子候補に一票を投じました。会長だった石原伸晃氏、また今も最高顧問であり続ける深谷隆司氏らに牛耳られる自民党東京都連。そのおぞましいまでの腐敗ぶりに嫌気がさしたためです。あの膿の臭いは、嗅いだ者にしかわかりません。私は、かつて自民党東京都連に籍を置き、その臭いを嗅ぎ尽した一員です。

 自民党東京都連が、いかに凄まじく腐り果てているか。それは、彼らが都知事選に増田寛也候補を擁立したことからも明らかでしょう。増田氏は、外国人参政権を是としていた人物ではありませんか。外国人参政権に反対の意思を明示している小池氏の他に、有力候補の中で選択肢はなかった。小池氏に票を投じたことは、今でも間違っていたとは思いません。

 小池氏は、やはりあの自民党東京都連の膿の臭いを嗅ぎ尽しておられるはずです。氏には、徹底的にその膿を出し切って頂きたい。そう、切に願っているのです。
 しかし、だからと言って、今夏の都議選における都議会自民党の対抗勢力を手放しで信頼できるかと言えば、事はそれほど単純ではありません。
 その理由を極めて象徴的に物語るのが、先に紹介した前区議・某氏のごとき存在です。
 その極左じみたネット上での発言はすでに削除されたようですが、綸言汗の如し。

 私はこれまで、市場移転反対論は必ずしも共産党や生活者ネットワークら革新勢力の専売特許ではなく、実は都議会自民党、とりわけ保守政治家とされる議員の一部からも唱えられてきたことを、このブログでご紹介してきました。知事が移転問題に多くの時間と手間暇をかけていることにも、一定の理解を示してきました。

 しかし、都議会自民党の対抗勢力については、政策も、予定候補の最終的な顔ぶれも、いまだ明らかではありません。都知事選直後にもこのブログで書いた通り、小池陣営には正体不明の怪しげな連中も図々しく紛れ込んでいます。
 一人一人を、よく見極めねばなりません。

posted by 田中ゆうたろう at 12:59| Comment(5) | 日記

2017年04月30日

「高円寺びっくり大道芸」から学べ

 昨日から今日まで、「高円寺びっくり大道芸」が開催されています。
 高円寺の町全体が大道芸の会場と化すこの一大イベント、今年で第9回を迎えました。総合プロデューサー橋本隆雄氏のご挨拶の中に、「高円寺は、雑然としたなかに、クリエイティブなエネルギーが満ちており、大道芸との相性が非常に良い街です」(公式パンフレットより)との文章がありましたが、まさしくその通りだと思います。
 その、雑然としたなかに満ちたクリエイティブなエネルギーの正体とは、一体何なのか?
 それが、この数年の私の一大関心事です。
 私は今、高円寺のお隣にある和田3丁目という町に住んでいます。かつては高円寺の一部(旧高円寺2丁目)だったが、今では和田の一部ということになっている(昭和38〜44年までに行われた住居表示のため)、いささか珍しい地域です。
 氏神も高円寺天祖神社です。
 私の生家は和田1丁目にあり、和田1丁目を含む旧和田本町の氏神は大宮八幡宮です。ややこしいのですが、和田の氏神と言えばふつう、大宮八幡宮を指すものの、和田の一部の氏神は高円寺天祖神社になるわけです。
 高円寺という町に対して、我が町であり、隣町でもある。そういう二つの意識が同居せざるを得ない、ある意味絶妙な距離感。
 そういう距離感からこの数年、私は高円寺という町を体験したり観察したりしてきました。そして、この町の持つ「文化のブラックホール」とも呼ぶべき性格、阿波おどりから大道芸まで何でも吸い込んでしまうその謎めいた懐の深さに、いつも驚いています。
 いつか、都市民俗学的な視点から、この謎が解きほぐされる日を楽しみにしているのです。

 私は、この地を東西に横断する桃園川という暗渠(前回の東京オリンピックの頃に下水化された、かつての小川)に、その謎を解くためのカギが隠されているような気がしています。

 昨日、私が高円寺で出会った大道芸にはいずれも度肝を抜かれましたが、とりわけ圧巻だったのは、17時30分から高南通りで始まった「ゴールデンズfrom大駱駝艦」による舞踏です。百聞は一見に如かず、何を言っても野暮になりますが、観衆を巻き込んでもはや呪術の域に突入する、あれを本当のアングラ芸術というのでしょう。コンクリートの路面に閉じ込められた地霊を呼び覚ますかのような、目撃した者にしかわからぬあの衝撃。

 思えば、能・狂言や歌舞伎といった日本の伝統芸能も、その初めは「河原」を上演の場としていました。水こそ地下に封印されてしまったものの、高円寺という土地はやはり、そのような芸能の徒の魂を揺さぶる何かを、今でも秘めているように思われます。
 高円寺には区立の劇場「座・高円寺」もありますが、ともすれば芸術性の追求にこだわるあまり、敷居の高さを感じさせ、地域住民の足が遠のいてしまってはいないでしょうか。真に地域から愛される劇場を創っていく為に、このイベントから学ぶものは大きいはずです。

posted by 田中ゆうたろう at 10:37| Comment(1) | 日記