最近、特に心に残ったものを二つ、ご紹介します。
まずは4月30日夕刻、高円寺は中通り商店街の地面に出現した「チョークアート」。高円寺びっくり大道芸の常連演者、松本かなこ氏による作品です。ご本人に伺ったところ、「特に題はないが、『喧噪』を意識した」とのこと。
「喧噪」、それは今年の高円寺びっくり大道芸のテーマだったのですが、それにしてもどこかで見覚えのある光景ではありませんか。2羽の鳥は、何を思いながらあの市場を見下ろしているのでしょう?
政局のための「喧噪」から解き放たれ、真に都民のための冷静な議論が行われることを期待したいものです。


お次は昨日、上高井戸の小劇場「ワーサルシアター」で観た演劇『レディー・ゴー!』。
http://www.straydog.info/stage/index.html
「女だって負けない。見せてやろうぜ、あたしらの根性ってやつを」。そんなチラシのコピーに魅かれて観劇してきました。主演の女優さんをはじめ、皆さんの渾身の演技に、すべての観客が心打たれたのではないでしょうか。
それにしてもこの頃、「働くママ」という看板を不注意に掲げる女性政治家やその卵の多いこと。家事や子育てに専念する女性は、まるで働いていないかのようなこの言いざま。
どれだけの専業主婦を馬鹿にすれば気が済むのか、センスのなさをさらけ出すにも程があるというものです。
うさん臭いフェミニズムが大手を振ってまかり通る今の世の中、健全な女性賛歌は一服の清涼剤となることでしょう。
公演は明日まで。おすすめの作品です。
写真は終演後、出演者の小栗銀太郎氏と。
