2017年04月25日

子供たちが安心して幸せな生活を送れる社会を築くために

 先日、無事子供さんが産まれたばかりの親御さんから、「子供たちが安心して幸せな生活を送れるような社会を期待したい」とのお声を頂きました。心よりお祝い申し上げるとともに、杉並区はそのような社会をいまだ実現できていないことに、忸怩の念を抱きます。

 拙速な待機児ゼロ達成を区内外に確約するあまり、利用率の高い区立公園をつぶすという暴挙にまで及んだ、田中良・杉並区長による「待機児童解消緊急対策」。
 地元住民の理解も得られぬまま押し進めたにもかかわらず、その約束に反して、今月18日現在、待機児ゼロは達成できていないことがわかりました。
 そのような状況の中、何と杉並区は、限りある貴重な区有地に、30名程度の保育所を作れるにもかかわらず、かわりにビーチコートを建設しようとしているのです。

 今月17日に開かれた総務財政委員会で、「旧永福南小跡地のビーチバレーコート建設計画に関する陳情」が取り上げられ、私は本陳情を採択すべきとの立場から区に質疑を重ねました。しかし、残念ながら多数決により、不採択との結論に至ってしまいました。
 待機児童の解消は、児童福祉法によって区に明確に義務付けられています。一方、ビーチコートの建設を区に義務付ける法律など、何ら存在しません。区は、ビーチコート建設を「杉並区議会スポーツ振興議員連盟(以下、スポーツ議連)」の要望ゆえと称しています。

 が、この議連の実態は、「杉並区議会自由民主党」「杉並区議会公明党」「区民フォーラムみらい(民進党系)」、及び「いのち・平和クラブ(生活者ネットワーク、社民党など革新系)」の一部からなる、杉並区議会議員48名中6割程度に過ぎないことが、先月行われた第1回定例会予算特別委員会での私の質疑から明らかになっています。 

 議会の総意でも何でもない、この「スポーツ議連」の自己満足とも呼ぶべき要望を、杉並区は、待機児解消という法的義務よりも優先しようというのです。そしてその根拠は、総務財政委員会での質疑を通じ、ついに明らかにされることはありませんでした。

 公園をつぶしてまで急いでいるはずの待機児解消が、なぜ、ビーチコートの前には突然トーンダウンしてしまうのか。スポーツ振興に名を借りた隠然たる圧力は杉並区議会にも存在して、区の財産を私物化しているからです。区は、ビーチコートなど作っている場合ではありません。永福及び周辺地域は、保育所がまだまだ不足しているのです。
 各行政需要に対する区の優先順位の不確かさは、いっこうに改善の兆しが見えません。
 また、区は「ビーチコート建設には地域のニーズもある」などと、これまた根拠を示さずに説明するのです。「地域のニーズ」と言うなら、まずは本陳情のような、正規の手続きを踏んで区議会に出された区民の確かな声こそ、最も尊重されなければならないはずです。

 「子供たちが安心して幸せな生活を送れるような社会」から杉並区を遠ざけている、「スポーツ議連」と田中良・杉並区長。さしずめ、近い将来に迫った各級選挙において、彼らの支援する議員候補など、到底信用することはできないでしょう。

posted by 田中ゆうたろう at 13:01| Comment(1) | 日記

2017年04月21日

自民党は、今回の醜聞を我が事として猛省せよ

 自民党東京都連の深谷隆司・最高顧問は、今夏の都議選における自民党の対抗勢力について、「自民党から公認が得られなかった落ちこぼれや民進党までも必死で擦り寄っているようだが、茶番でしかない」と述べたそうです。

 それでは先日、女性問題をめぐって経済産業大臣政務官を辞任した中川俊直・衆院議員などはどうなるのでしょうか。今日、あわてて離党したようですが、離党すれば済む問題なのでしょうか。
 中川氏を公認したのは、自民党ではありませんか。
 思うに中川氏は、件の宮崎謙介・元衆院議員などよりも、さらに悪質ではないでしょうか。宮崎氏の不貞は妻の妊娠中でしたが、中川氏の不貞は妻のガン闘病中だったとのこと。その宮崎氏は、記者会見の上、議員辞職しました。中川氏は卑劣にもSNSで言い訳を書き記した上、雲隠れを続けている由。
 さらに付言すれば、中川氏と親密な交際が報じられた女性衆院議員は、離党するわけでもなく、現在も自民党所属です。「深夜にマンションで会うことが疑いを招くという意識はまったくありませんでした」などと強弁しているようですが、こんなたわごとが世間に通用するとでも思っているのでしょうか。
 
 どうして、国民をここまで馬鹿にできるのでしょうか。
 それは、自民党所属の多くの政治家が、自分達は「偉い」「ひとかどの者だ」と勘違いしているからです。
 
 昨年の都知事選の際、自民党本部で行われた増田寛也氏の決起集会を思い出してみましょう。
 当時、自民党東京都連の会長だった石原伸晃氏は、「(小池氏が自分で)推薦届(推薦願)をお取り下げになられた。私はその時をもって、また今日をもって、小池候補は自民党の人間ではない!私はこのように思っております」と発言。
 父親の石原慎太郎・元都知事も、「大年増の厚化粧がいるんだな、これが。これはね、困ったもんでね。私はあの人は嘘つきだと思いますよ。私があの人に選挙に出たらいいなんて言ったという。そんなこと毛頭ありませんから。都連の会合に1回も出てこずに、『都連はブラックボックスだ』なんて聞いたようなこと言っちゃいけないんだよ。とにかく岩手県で行政手腕を発揮した増田さんに任せないとね。やっぱり厚化粧の女に任せるわけにはいかないね、これは」と発言しました。
 
 都民のみならず、国民の記憶に新しいところでしょう。
 所詮、女性に対して、いまだにこの程度の認識なのです。重婚疑惑が出ようが、ストーカー疑惑が出ようが、平気の平左、何とも思っていないのです。だからこそ、これほどの醜聞を晒しておきながら、無責任に雲隠れなど続けていられるのです。

 自民党は、今回の醜聞を我が事として猛省しなければなりません。

posted by 田中ゆうたろう at 20:53| Comment(2) | 日記

2017年04月19日

市場移転問題、私はこう考える

 先日、田中良・杉並区長がNHKニュースのインタビューに答え、「『安全だ』という専門家の判断をもとに『安心して下さい』と説明の先頭に立つのが知事の取るべき行動だ」などと、市場移転判断をめぐる小池都知事の姿勢を批判しました。
 これは田中区長が、平成22年の豊洲移転決断時に、都議会議長を務めていた立場から発言したものです。しかし、田中氏は当時、民主党所属でした。民主党は前年の都議選で、築地市場の移転反対を公約に掲げて、田中氏らを当選させたはずです。
 要するに、昔の自分達の主張をいつの間にか反故にして、石原伸晃・自民党杉並総支部長らに貸しを作っているのでしょう。来年の杉並区長選で、自民党から対立候補を立てさせぬために、今から必死になって石原氏に恩を売っている図にしか見えません。
 今日の都政をめぐる混乱の元凶は、当時の自民党東京都連会長であった石原氏です。世界情勢、とりわけ朝鮮半島が不穏な空気に包まれているという時に、石原氏のつまらぬ判断ミスのせいで都議選に駆り出される自民党の国会議員が半ば気の毒、半ば不安でなりません。
 お国のことに専念して頂きたい思いでいっぱいです。

 杉並区民である私にとっても、この問題よりはるかに関心ある都政のテーマは、他にいくつもあるのです。特養ホーム整備や待機児童解消など、より重要な課題について、いかに取り組み、いかに都議会と連携を図っていくか、まずはそこに注目しています。
 その上でなお一言するならば、私個人は、築地市場という場所がとても好きでした。杉並区のさる団体の日帰り旅行で初めて築地市場を訪れてからというもの、あの市場の魅力に取りつかれ、その後は家族でも時折遊びに行くようになりました。
 おすすめの場所は、「波除(なみよけ)稲荷神社」です。お祭りで築地の町を巡行する、巨大な「獅子頭一対」(中央区文化財)も見ものですが、特に私が好きなのが、境内に立ち並ぶ「すし塚」「海老塚」「鮟鱇(あんこう)塚」「活魚塚」「玉子塚」「昆布塚」…。
 そう、築地ゆかりの各種団体や企業、篤志家の方々によって建立された、築地の食を支える生き物達への供養塔がちゃんと存在するのです。
 これを見ると、営々とこの地で営まれて来た「市場」という場の持つ神聖さと、そこで商う人々のぬくもりとが、私のようなよそ者にもとてもよく伝わってきます。
 豊洲移転か築地改修か、最終的には小池知事の判断に俟ちたいと思います。しかしいずれにせよ、知事がこの問題に多くの時間と手間暇をかけていることは、十分に理解できると思います。「市場」という特別な場所の果たす役割、その歴史的・文化的な重みを顧みるとき、少なくとも石原慎太郎元都知事のように、「古い、狭い、汚い」などと簡単に切って捨てることはできないはずです。
 元都知事は、利権まみれの曇り切った眼鏡を外して、一度、波除稲荷を参詣されてはいかがでしょうか。
 
 そして、実は都議会自民党の中にも、築地の価値を説き、体を張って移転反対を押し通した議員は少数ながら存在しました。移転反対は、必ずしも共産党の専売特許ではなく、自民党都議、とりわけ保守政治家とされる方からも唱えられていたことは、記憶に留めておくべきでしょう。

posted by 田中ゆうたろう at 13:02| Comment(3) | 日記