2017年02月21日

NHKのいじめ助長番組に謝罪を求める

 私は、今月15日、当ブログで神奈川県小田原市の一連の騒動について触れ、「私は、『弱者の味方』を標榜する人々が、しばしば実は自分自身が弱者を痛めつける側に周っている偽善を、どうしても許すことができない」旨を述べました。

 昨日も、そういう人々が作っていると思われる番組を見かけてしまい、大変不愉快な気持ちになりました。NHK教育の『Rの法則』という、中高生向けの番組です。

 「R」はリサーチ&ランキングの意味だそうで、特に女子高生が興味を持っている話題を町でリサーチ、テーマごとにランキングを作成。そのランキングを基に、TOKIOの山口達也氏や中高生・大学生ら出演者がトークを繰り広げる教育情報バラエティー番組とのことです。

 昨日のテーマは「冬の”痛メン”大調査」と題され、「あなたは目撃したことがありますか?イタ〜イ男子、そう“痛メン”を!10代女子が冬に見た“痛メン”の中で、『No.1痛メン』を生放送で大決定!!」(番組ホームページ)との内容でした。

 「痛メン」などという卑俗な造語も不愉快ですが、それ以上に不愉快だったのは、再現ドラマの中で「乾燥気にしすぎ男子」とレッテル貼りされた男子高校生たち(その中には、いわゆる中性的なタイプも見受けられます)が「人前でリップを塗る」「学校で化粧水などを使う」様子を、出演者が「痛い」などなどの暴言を浴びせかけて、スタジオで笑い者にしているのです。

 NHKはこれまで、総合といわず教育といわず、いわゆるLGBT問題を盛んに取り上げ、ともすれば行き過ぎではないかとさえ思われる程に、性の多様性に焦点を当てて来ました。

 誤解がないように言っておきますが、行き過ぎではないかと私が述べるのは、私が性の多様性そのものを否定しているのではなく、NHKが日本の伝統的な家族制度を否定し、政争の具に故意に転化している観があったからです。
 また、L(いわゆる女性同性愛)、G(いわゆる男性同性愛)、B(いわゆる両性愛)、T(いわゆる身体の性と心の性の不一致)というきわめて安直な分類に基づいて論じることによって、この問題をかえって矮小化してしまう恐れが高いためでもあります。

 話題をもとに戻します。ともあれNHKはいわゆるLGBT問題を盛んに取り上げてきたわけです。
 ところが、昨日の『Rの法則』では、人前でリップを塗ったり、学校で化粧水などを使ったりする男子を「痛い」と呼んであざけり倒しています。この番組で傷ついた視聴者は少なくなかったはずです。私も乾燥肌で子供の時から苦労してきましたので、そういう子供達の辛さは人一倍わかります。

 この程度の番組しか作れない局が、よくも偉そうに性の多様性など語るものです。ちゃんちゃらおかしいではありませんか。やはり、こういう局に限って、性の多様性など本質的には理解しておらず、流行りで取り上げてかえって問題を矮小化しているに過ぎないのです。

 いじめを助長するような内容に、心底怒りを感じました。NHKには真摯な反省と謝罪を求めます。

posted by 田中ゆうたろう at 15:24| Comment(2) | 日記

2017年02月20日

これまでの都政を反面教師として

 ついに前々々都知事が都議会百条委員会に引っ張り出されることが決まったようです。何しろ他人を「大年増の厚化粧」と罵ってはばからないのですから、ご本人はさぞや生気溌剌たるノーメークで事実をお示しになることでしょう。

 さて、豊洲の市場移転問題を見るにつけ気がかりなのが、杉並区で計画中の高円寺地域の新しい学校に関する問題です。これまで、同校については、議会で一部の会派が、ともすれば小中一貫校反対というイデオロギー先行、結論ありきのやり方で批判してきました。私は、この論法にただちに賛成はできないものの、計画では6階建てという小中学校にしては高層で、校庭のほとんどが一日中校舎の日陰になること、しかも子供にはエレベーターを使わせないなど、いくつかの疑問があることも事実でした。

 そこへ昨年末の議会で、ボーリング調査が不十分で設計に不安があることが新たに判明したのです。
 このままでは、子供の安全が犠牲になりかねないでしょう。
 十分な検証を欠いたまま市場移転を推し進めてきたこれまでの都政を反面教師として、杉並区政もここは「立ち止まって考えること」、「答えは自ら考えて創りだすこと」を求められているのではないでしょうか。

posted by 田中ゆうたろう at 17:10| Comment(1) | 日記

2017年02月15日

神奈川県小田原市の一連の騒動をめぐって

 神奈川県小田原市の生活保護を担当する職員らが、「私達をだまして不正によって利益を得ようとするなら、彼らはならず者だ」と不正受給を批判する内容の英文が記載されたジャンパーを着て仕事をしていたことが問題になっています。
 同市では平成19年、生活保護費の支給を打ち切られた男が、市職員3人を負傷させる事件がありました。市によると、当時の生活保護担当職員らが事件後、不正受給は許さないとのメッセージを盛り込んでこのジャンパーを作ったそうで、その後、担当となった職員らが自費で購入したとのことです。
 
 しかしいったい、不正受給を批判して何がいけないのでしょうか。「生活保護受給者はならず者だ」と書いてあるなら確かに大問題ですが、そうではありません。「不正によって利益を得ようとするなら」と、あくまでも不正受給に限って批判しているに過ぎません。
 生活保護は、本当に生活に困っている方々のためにこそ存在するものです。
 それを不正受給しようなどとは、まさしくならず者以外の何者でもないではありませんか。それを、ここぞとばかり叩いていい気になっているマスコミや活動家らも同じくならず者ですし、残念ながら先日来、杉並区議会で同市をやり玉に挙げている他会派や他議員もまた、同様のそしりを免れないでしょう。
 
 私は、こういう人々が往々にして「弱者の味方」を標榜しつつ、実は自分自身が弱者を痛めつける側に周っている偽善を、どうしても許すことができません。
 得意げに職員を責める前に、一度、自分達も受付窓口に立ち、支給を強要する暴漢に杖で殴られナイフで切り付けられるところを想像してみたらいかがでしょうか。
 「弱者の味方」は必要ですが、願わくば、我が杉並区には偽物ではなく本物のそれであって頂きたいと切に願います。

posted by 田中ゆうたろう at 22:02| Comment(4) | 日記